のジレンマ記 〜ZERO ESCAPE3〜(2016〜)

3ds用ソフト・極限脱出アドベンチャー第3弾「刻のジレンマ」のプレイ日記。
「999」「善デス」よりファンのスネがシリーズ最終作に挑みます。
過剰なネタバレは避けますが、気になる方はブラウザそっ閉じでESCAPE推奨。

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第10回 最終回

もうこのゲームやめる



いきなり聞かれてもなぁ。何で殺す人間を選択しなければならないのか。
突然死の選択を強要されても納得出来ないし、この場合殺害しなければならない理由が無い。
他にも生存者がいるのだから、身内で殺し合いをしなくたってよくね?
駄作の同人サウンドノベルに出てくるような、納得いかない選択肢がこうポンポンと出てくる。

しかもこの場面、「記憶喪失だから今いる人間が大事」とまで言ってたQが、
突如どちらかを殺害しようとボウガンを構える。仲間思いのQの行動と考えるにはあまりに無理。
他にも冷静なシグマ博士が猛然と「皆殺しボタン」を押そうとしたり、気弱なエリックが迷いなく猟銃で撃ち殺してきたり、
キャラ描写が雑過ぎて誰にも感情移入できない。
こうしてプレイヤーとキャラクターの乖離は広がり続け、ついにはプレイ続行が困難な状況にまで陥ってしまった。

〜・〜・〜・
しかもフローチャートを見る限り、全体の3分の1は読破したはずなのに、
真相に近づいている気は全くしないし、それどころか物語の輪郭すら全く見えてこない。
殺し合いの選択(decisionゲーム)を強要され続け、ご褒美にグロ動画を見せられるという拷問のようなゲーム。

時系列のどこに飛ぶのか分からない「断片シナリオシステム」もモチベーションを大いに削がれる。
あてずっぽうでお話を選んでも興味が沸かないし、何を選んでも結局は殺し合い選択→グロ動画。
スネにはここまでして善デスの謎を解く気にはとうとうなれませんでした。

という訳で「刻のジレンマ」のプレイは本日を持って終了。
先が全く気にならないアドベンチャーをこれ以上プレイする気はありません。
やはり「999」はそれ単体で完成された作品でした。善デスへの流れは個人的には無かったことにします。

注)
「999」はDSオリジナル版はもちろん、vita版もPS4版も購入しました。
リメイク版はグラの強化は勿論、声優さんの熱演もあって素晴らしい意味で完全に別作品です。
未経験の方がおられたら両方とも是非!と布教〜(・∀・)*


刻のジレンマ記:


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2017/11/17 第9回「やめたい」

以前、脱出パートのご褒美としてイベントシーンが存在すると書いたが訂正。
ご褒美ではなく「罰ゲーム」としてイベントシーンが存在している。とにかくグロがきつい('A`)

 

「999」でも「善デス」でもここまで露骨な残虐描写はなかったのに、本作では異常に強化。
五体バラバラにされたり、機関銃で蜂の巣にされたり、チェーンソーで切断されたりと、酸鼻を極める描写の続出。
グロ大好きなガイジン受けを狙ったのかもしれないけど、脱出パート後に毎回こんなグロシネマを見せられては
プレイのモチベが維持できない。正直やめたいって思ってしまう。耐性無い人用に配慮があっても良かったんじゃ'A`)

そしてここまでプレイしてなお、話の全体図が全く見えてこない。

ゼロが「decisionゲーム」を開催する理由も不明だし、最低6人死ななければならない理由も不明。
毎回謎が晴れぬままグロイベントだけ見せられて終了。唯一の進展は、カルロスとQも「ジャンプ」と思しき
能力を保持してると判明したこと。となると、遠い未来から意識だけ飛んでる可能性もある訳で、益々混迷。




ひとつだけ嬉しかったのは淳平の口から「999」の後日談が聞けたこと。
サンタとかセブンとか懐かしい名前が聞けて感涙。特に八代さんが子供と幸せに暮らしてるという話に号泣。
「999」唯一の純粋な被害者だっただけに、もう二度と災禍に巻き込まれないことを祈るのみ(T∀T)


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2017/11/8 第8回「本音」

毎回プレイ開始時のチーム選択に悩む('A`)



謎だらけだった「善デス」経験者としては、どうしても「Dチーム」を選択してしまいがち。
「ラジカル6漏洩阻止」という究極の目的を抱えているし、何よりファイの正体が気になって仕方無いし。
対してキャラ変わりすぎの淳平・茜のCチームや、新キャラだらけのQチームは、正直Dチームほどの訴求力に欠ける。
ぶっちゃけ、Dチームだけ進めて「善デス」の謎を解き明かしたいというのが本音。

ただひとつのチームに肩入れすると、物語の全体像が偏って見えてしまいそうでイヤだし、
そもそもシステムの構造上、単一チームだけプレイしてても話がロックされてしまって進めなくなってしまう。
よってCとQの2チームは「義務」として進めて、そのご褒美としてDチームをプレイするという状況になっている。
まだ序盤だしこれから話が動いてくれば状況も変化するとは思うけど、今のところこの「チーム愛の差」が悩みの種。

長々と愚痴ったけど、本日も欲望に負けてDチーム選択。

Σ(゚∀゚;ノノ

140年前に南極から発見された物質転送装置、トランスポーター?!
今回のシナリオはエイリアン物?!突然の超展開に悶絶。しかもフローチャート見ると真ルートぽいし。
その後のパス入力画面でシナリオロック状態。お楽しみのはずのDチームがオアズケ状態で意気消沈。
という訳で、心置きなくC&Qチームもプレイできそう('A`)


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2017/11/3 第7回 「今作の主役」

ようやく「Dチーム」プレイ開始。
謎だらけだった「善デス」のチームとあって、楽しみは一番最後に残しておいたのだw
最大の謎はファイの正体と、ルナとダイアナの関連性。その取っ掛かりだけでもと思っていたら…



いきなりシグマの口から「ルナ」の製作秘話ががが!!(゚∀゚)ワッショーイ!
「施設」で3年間生活を共にした後に、病気で亡くなった女性「D」がモデルだったと判明。
「低重力の環境」と言及していたので、善デスの舞台となった「リゾーム9」と考えて間違いあるまい。
「D」はどう考えてもダイアナ。すると彼女はシグマ(中身22歳)と一緒に月面に行く事になる。何の為に?



そもそもダイアナには謎が多い。除染室の強酸シャワーを見ただけで「フッ酸」だと即答したり、
ラジカル6のアンプルを持ち出すミラの姿が脳裏に浮かんだり、その脅威を説くQの姿がカットインされたり。
「違う歴史を知っている」ジャンプ能力者か、情報を共有できる「形態形成場」へのアクセス能力者の可能性有り。
だとすると今作の主役と言っても過言ではないかもしれない。パッケージにも主役級の扱いで載ってるし(゚∀゚;




そして史実通り(?)に、シグマ両腕切断&ラジカル6漏洩のバッドエンディングを迎える。
善デスの音声ファイル(60億の命云々〜)につながった!失敗した歴史だからつながっちゃイカンけど。
しかしこの歴史だと感染者がファイのみなので、即冷凍睡眠すりゃパンデミックは防げそう(゚∀゚;


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2017/10/28 第6回 「アメと鞭」

Cチーム初プレイ。医務室のコレ(↓)で大ブレーキ('A`)



中央の黒い物体のくぼみに穴をはめ込むのか?(゚∀゚;と深読みしすぎて大苦戦。
しかも視認性も操作性も劣悪でストレスフル。結局2時間以上かかって偶然クリア。
攻略サイトで正解確認したら中央の黒い物体は無関係と判明
だったら描くな!




ハート・リッパー続報。処刑された犯人は実は冤罪で、真犯人はいまだ逃亡中だと。
これで「ミラ=ハート・リッパー説」が俄然現実味を帯びてきた。気になるのは、冤罪で処刑された男には
子供が二人残されたらしいこと。サンタ・茜の兄妹も両親不在だったし、関連性を感じられずにいられない。

それにしてもこのイベントシーン(cinemaパート)の出来が本当に素晴らしい。
カメラワークや声優さんの熱演、味のある字幕フォントも含めて、まるで洋画のような臨場感。
高難度のクエストパートをクリアしたご褒美として見事に機能している。まさしくアメと鞭。


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2017/10/23 第5回「予感」

Qチームにて新ワード登場。致死率100%の凶悪ウイルス「FBR」。



ラジカル6とは敵対関係にあって、同時に感染するとウイルスが相殺しあって無害になるんだと。
善デスだと、ラジカル6の特効薬に「アクセラビル」ってのが登場したけど、あれとは別物だろうか。
仮に別物なら、ラジカル6が蔓延した後で「FBR」をバラ巻けば人類は救われそう。・・・ってのは暴論?(゚∀゚;
どちらにしろ「FBR」の漏洩も防がねばならないなら、シグマの仕事倍増。




ビッチな見た目とは裏腹に、クールで知的なミラ嬢。
ゼロの脅迫にも冷静だし、Qちゃんにも優しいし。早くもQチームのご意見番とも呼べる貫禄。

ここで突然の予想だけど、ミラってあの連続殺人鬼「ハート・リッパー」じゃね?(゚∀゚;
脱出パートでの鮮やかなメスの扱い、「そういう仕事してたの?」の問いには否定も肯定もしなかったし、
「鯉とピラニア」の話に対する、エリックの「殺人鬼を火星船に潜伏させたら」の発言には、意味深な真顔してたし。
「初めての相手と同じだった」ってキャッチも、性的な意味ではなくて殺害者の事を言ってるのでは?

とは言っても、事件は17年前だから時系列が合わないし、なにより犯人は男で既に逮捕されてるけど。
ただ、「今」「ここ」が本当に2028年かも分からんし(善デスで経験済み)、真犯人は別人かもしれないし。
少なくとも何らかの因果関係はあるのではないか、というのが現時点での推察。とにかく目が離せない!


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2017/10/19 第4回「Q」

5分でエンディングを迎えて茫然としていたが、その後普通に話は続いた(当たり前だ)
3つのチームから選んで読み進めるらしい。格闘ゲームのキャラ選択画面みたいで興奮する。
真ん中にどう見ても普通じゃないのがいるんですがそれは(゚∀゚;



美男美女ばかりの「刻のジレンマ」で、Qちゃん(命名)のようなキワモノは癒される。
肩入れできる存在が見つかったのは恐悦至極。彼を中心に物語を読み進めようではないか。
声と体型が「善デス」のクォーク君にそっくりなのも気になる。もしや同一人物?
善デスでは999の八代並みに空気キャラだっただけに、今作で出自が解明されてもいい気がする。
保護者の天明寺(淳平)も登場しているし、意外とその線はアリかもしれない。頭文字も同じ「Q」だし。




ゼロから「Decisionゲーム」についてのルール説明。
地上に脱出する扉を開けるには6つのパスが必要で、ひとり死ぬごとに1個公開するんだと。
つまり脱出には6人の死が必要。・・・ってじゃあ「999」や「善デス」みたいな全員生存ルート無し!?
しかも処刑したいチームを投票せよ、なんて無茶難題。しかも投票拒否すると自動的に処刑。えええ・・・・・

とりあえず今回は、カルロス発案の「投票先をばらけさせて処刑回避作戦」でお茶を濁してみたけれど、
この先、処刑されるチームの話なんてプレイしたくないなぁ。なんだか血生臭すぎてモチベが高まらない。


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2017/10/16 第3回 「開始5分でエンディング」

いよいよ初起動。そしてOPムービーが無いのにショックを受けるΣ(゚∀゚)
「999」も「善デス」もクールでイカしたムービーが流れたのに、今作では時計がチクタク鳴ってるだけ
何か画面に変化はないかとしばし放置してみたが、チクタク以外変化無し。大人の都合でしょうか。

軽いボディ・ブロウに戸惑いながらもゲーム開始。
いきなり9人の男女が監禁されている場面からスタート。
キャラ紹介も舞台説明も全く無いのでちと混乱する。初回特典のブックレット熟読前提か。



そしてペストマスク姿の今作の「ゼロ」登場。もはや怪人!シリーズ最大級の怪しさ。
でも誰も驚かないし、ゲームの誘いにもノリノリ。なんでか知らんけど全員超冷静だ。
まぁ火星シミュ試験に選抜された時点で優秀な人達だろうから、冷静なのは分かるけど。
あと主人公9人とゼロが直接会話しているのを見るに、恒例の「ゼロ探し」は今作にはないのかも?

そしてコイントスに正解して外に出れて終了。
そのままスタッフロールが流れてエンディング。いやホントにエンディングなんだけど?!
開始からわずか5分間の出来事。暗転した3DSに映ったのは、呆然としている自分の顔。


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2017/10/16 第2回 「16ヶ月経って初プレイ」

去年の6月にソフトを予約購入してから、気付けば年は明け、すでに風は金木犀の香りを運んでいる。
そう、「モンハンにハマったから」という理由で、スネはこの神ゲーともいうべき作品を積みゲーしていたのだ。
それも1年以上も。シリーズファンとして何たる醜態か。世界樹5はクリアしたのに。大しておもろなかったけど。

という訳で今更始めます「刻のジレンマ」。
開始前に、前作「善デス」をさらっとプレイして、内容をざっと復習しておいた。
なにぶん壮大なスケールの作品なので、確認の為にも要点をサラリと書き出してみた。

・青年シグマの中身はおじいちゃん(67歳)
AB計画で、45年前の若い肉体に意識が入れ替わってる状態。
善デスのエンディング(失敗した歴史)では、「一人の女性」を救うために両腕がサイボーグ化されていた。
って事はゲーム内で両腕を大ケガ&サイボーグ化したらバッドエンド確定?

・火星シミュ訓練施設でラジカル6が漏洩
ラジカル6は、脳の処理速度がルート6分の1になって(まわりが早送りに見える)、かつ希死念慮を引き起こす伝染病。
これまでの歴史では、2028年大晦日に訓練施設で漏洩して世界中に大流行、そして人類は滅亡の危機に瀕する。
これを阻止するのがシグマ達の使命。
でないと茜が次から次へと世界を滅亡させてしまうし!(゚∀゚;;

・ルナ(善デス)とダイアナ(刻のジレンマ)がソックリ!
容姿だけでなく身に付けてる青い鳥のアクセサリーも同じ。
これはもう、ルナはダイアナをモデルに作成されたアンドロイド、と考えて間違い無いだろう。
すると「失敗した歴史」で、シグマの腕がサイボーグ化した要因になった「一人の女性」もダイアナで確定か。
わざわざダイアナを模したアンドロイドを傍に置いていたということは、恋愛感情にも並ぶ強力な動機があったはず。

・ファイの正体
前作では明かされなかったファイの正体が、本作では(作者インタビューで)バッチリ明かされると聞いて胸熱。
本作最大のモチベーションと言っていいかもしれない。もしやシグマの子供かとも思ったけど、時系列で矛盾が生じる。
善デスでは母親の形見のブローチがキーになってたから、そのあたりも絡んでくるかも。

・教祖Yとは誰か
「999」の一宮も信奉していたフリー・ザ・ソウルの教祖。形態形成場の干渉能力を持ち、かつAB計画に敵対。
善デスの悪役・ディオもここの過激派組織の一員だったし、前作の裏ボスとも言っていい存在なのが教祖Y。
個人的な予想なんだけど、これ「999」のニルスじゃないだろうか。「Y」のコードネームは「四葉」の頭文字だし、
その最愛の妹を冷凍睡眠で45年後先にさらわれて発狂、と考えれば動機も十分。形態形成場へのアクセス能力者だし。

・アリスと四葉が45年前に戻る方法
オルタナティブエンドで茜より存在が仄めかされていた二人の帰還方法。
「シュレディンガーの猫」がヒントらしいけど、過去への遡行を量子力学的にどう説明付けるのか楽しみ。
というより四葉が元の世界に帰れないとニルスがあまりに不憫なので、超展開でもいいからお願い!w


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と色々書いているうちにモチベーションがグンと高まってきたのを感じる =(゚∀゚)
どうかあの「999」に匹敵するような衝撃を、そして「善デス」の疑問点への答えを、与えてくれますように。

ただし繰り返すけど、シリーズ初代の「9時間9人9の扉」はそれ単体で完成された作品。
故に、善デス〜刻のジレンマへの流れは、あくまでパラレルとして捉えている。そこだけはブレない。
ただそのブレを壊すインパクトを刻ジレには期待したい。「999」で感じた人生最大級の衝撃をぜひもう一度!


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2016/6/30 第1回 「特典ブックレットを見る」

かつてニンテンドーDSで発売された「9時間9人9の扉」。
密室モノと思わせておいて、実はSFテイストの壮大かつ綿密なシナリオ、殊に後半のメタ要素を取り入れた
展開は人生最大級レベルの衝撃だった。真相を知った時にショックで酔っ払ったような感覚になったのを
鮮明に覚えている。今でもADVでこれを超えた作品は見当たらない。

その999の続編となる「善人シボウデス」。
前作のその後を補完しつつ、新たなる謎を提示した事で作品のスケールはグッと深まった。
ただ個人的には前作「999」はそれ単体で完成された作品と思ってるので、全くのパラレルと解釈している。

そして最終作として発売されたシリーズ第3弾「刻のジレンマ」。
前作の「善デス」発売から4年ほど音沙汰が無かったため、まさかの続編発表には驚きと歓喜。
半ば諦めていた、シリーズの完結を見届けることができるなんて!



もちろん発表と同時に即予約。特典の特製ブックレットもゲット出来て、ファンとしてこの上ない幸せ。
奇しくも世界樹5と発売が同時期なので、集中すべくそちらが終わってからのプレイとなるけど、
オアズケを食らうぶん楽しみが長引くと前向きに考えよう。ネットのネタバレからは厳重に自衛しつつ、
プレイ出来る日を楽しみに待てばよい。そう言い訳しつつ、同梱の特典ブックレットをペラペラとめくってみる

怖くて読めんわー!(゚Д゚)

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