スネイルの銀英伝鑑賞記
OVA第二期27話〜54話

アニメ「銀河英雄伝説」の鑑賞記。
予備知識ゼロのスネが全110話のスペース・サーガに挑みます。
読んでもいいけど怒らないでね。


その@(27話〜54話)
そのA(55話〜70話)
そのB(71話〜

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第54話「皇帝ばんざい!」  08/10/23

今回がOVA第二期の最終話。
銀英伝最大のビッグイベント、
ラインハルトとヤンの会談。
これまで死闘を繰り広げてきた両雄が、今回初めて肉声を交し合います。
次回予告を見てからもう今回が楽しみで仕方なかった。お世辞じゃないぞ。

まずはブリッジにて妙な笑顔でヤンを出迎えるミュラー。
鉄壁ミュラーが自分のことを「小官」とか言っちゃって舞い上がってるの。
腐女子なら死亡フラグ確定だろうな。オサンなスネでもクラッてきちゃったもん(爆)
銀英伝のファンサイトを色々見てるけどミュラー人気が高いのはこのシーンのお陰だろう。

そして初対面シーン。ビシっと器械体操みたいなライの敬礼シーンが印象的。
この演出は上手いな。ライは立場上、ヤンの敬礼に敬礼で返す必要は無いかも知れない。
そこを敢えて敬礼で応えたのは、今の立場を超えて、一軍人としてヤンに敬意を表したんだろうね。
これまでの両雄の因縁を知っているとかなりグッとくるシーンだ。てかミュラーいつまでいるんだ。

そして会談・・・というより面談と言った方が正確な形で進行。
ライの意地悪な質問にヤンが「とんち」で答えるといった感じ。
スカウトを断られて「ワシには人望がないのか?」とライが問えば、
「帝国の水はワシには合わんのです」と出されたコーヒー飲んで顔をしかめたり。
終始完全なヤンペースだったと言っていいだろう。この会談を最後にヤンは退役。

そしてライの戴冠式。今日からいよいよ宇宙皇帝(笑)。式典中に、
日頃の政治的疲労からかキルヒとアンネローゼ様の幻覚が見えてしまうライ。
そして「最もいて欲しい二人がここにいなかった・・・」とのナレーション。
じゃあヒルダはどうなんだ、と最後にツッコミをいれて激動の第二期終了。

第53話「急転」  08/10/20

ヤン艦隊がライを追い詰めたその間際に、なんと同盟政府から停戦命令。
報告した通信兵ももうちょい気を利かせろよと思う。あと少し我慢してりゃねぇ。
結局「常勝」と「不敗」の決戦はよく分からないまま終結してしまいました。
まぁこんな事になるんじゃないかなぁ、て予測はしてたんだけどね。

何ていうか、決着を付けない・絶対的勝利者を産み出さないというのは
農耕民族的な日本人のサガかもしれない。出雲じゃ負け神でも社立ててるし、
高橋名人・毛利名人の対決だって結局決着付かなかったし(映画)。
引き分け大好きな国民性、両者称えて円満終了こそ日本的大団円だ。
大団円ってまだ110話の半分もいってないけど。まだ戦うんかねこいつら。

<追記>
引用に出した高橋名人が懐かしくて検索したんだけど、
いつのまにかスキンヘッドになっててドビックリ。
例の鳥の巣みたいな頭髪しかイメージになかったからなぁ。
何かアガシみたいだ。時代を感じた瞬間でした。

第52話「バーミリオンの死闘(後編)」  08/10/18

「わたしはこの防御陣をもって迎え撃つつもりだ」(1オクターブ上げて)



これでも30分かかってwindowsペイントで仕上げたんだ。凄いセンスだろ。

説明します。ライは艦隊を細分化して多重防御陣を構築。
そして一隊ずつヤン艦隊の前に出て防戦。簡単に突破されちゃうのは計算済み。
キモは突破された艦隊は防御陣の最後尾に就くという点。よって半永久的に防御陣は
再構築されることになる。ミッタマやタールが駆けつけるまでの時間稼ぎが目的だから、
ヤンを撃滅できなくてもいいわけ。「紙タオルがワイン吸収」の話はこの暗喩でした。

まわりこめばいいじゃん・・・

そのとおり。ヤンは別働隊を左翼方向に展開してライの注目を惹きます。
この別働隊は小惑星帯に潜んでいるので、ライは陽動と本体の区別がつかない。
山勘で「陽動隊こそヤン本陣」と睨んで、防御陣を迎撃に向かわせるんだけどハズレ。
防御陣を引き付けたヤン艦隊は、中央高速突破で旗艦ブリュンヒルドに肉薄します。

山勘に頼る戦争の天才(しかもハズレ)

読みが外れて絶体絶命のライ。シャトルでの脱出を促す部下に、
「私は必要の無い時に逃亡する術を学んでいない」との仰せ。それ今だよ
逆に「お命を粗末になさいますな」と学級委員長に怒られてるようなトホホぶり。
でも部下には八つ当たりしても、エミール少年には優しくしちゃってるんだ。

ライってさ、遠足のバスで一番後ろの椅子に座ってるタイプだよね。
舎弟連れて騒いでる連中って、たいていバスの一番後ろの席を陣取ってるんだ。
で、こういう連中って目上には反抗的だけど、そうでない人間にはヘンに親切だったりする。
担任や委員長に怒られても平気なんだけど、例えばゲロ吐きそうな生徒には妙に優しいんだ。
「酢コンブ効くぜ?」とか言って介抱したりしてんの。

遠足のバスはハイスクール・カーストの縮図

負けを意識したライは、得意の脳内キルヒアイス逃避モードへGO。
例のペンダントを握り締めつつ「お前がいてくれたら」とイデア界に逃避。
さよならライ&銀英伝と思いきや、ミュラー艦隊が急援に駆けつけて再び戦線膠着。
そこでニヤリとか笑うなライ。立ち直り早過ぎのアンタやはり只者じゃない・・・で次回へ。

そいえばコーネフが死んじゃったんだよ。肝心の戦死描写は一切無し。
「死んだ」というより「いなくなってる」って言う表現が的確だろう。
コーネフの副官が「自分が今は隊長代理だ」って間接的にコーネフの死を示唆させるんだ。
いつのまにか消えてるっていう戦争のリアリズム。辛ぇなぁ。

第51話「バーミリオンの死闘(前編)」  08/10/16

題名とは裏腹に前半はラブコメ進行。チクショウ騙された
思い出すだけで歯が浮きそうな展開なので、詳細は詳らかにはしない。
ユリアンがいい子過ぎでこれじゃ人生成功しないと思う。しかも新婚生活を邪魔しちゃ
いけないからってヤン宅を出て行くって。ばか。若いんだからもっと攻めていこうぜw

後半でいよいよライ艦隊とヤン艦隊が交戦開始。
これまでと違って戦闘の「負」の部分の描写に重点が置かれてます。
破壊された艦艇の兵士が内臓ぶちてまけたり、生きながら燃やされたり。
銀英伝も長いこと51話まで視聴してきたけど、描写のグロさでは今回が断トツだ。
関ヶ原的な「戦場の華」を期待して見てたら痛い目に遭った。綺麗な庭石を剥がしたら、
その裏には大量の虫が蠢いていたという感じ。壮麗な艦隊戦の裏には生臭い死がいっぱい。

前半のラブコメ的なまったりモードと、
後半のプライベートライアン級の残虐描写の共存。
ヤンの幸せな求婚話が、逆に後半部の虫けらのように命を散らす若者に陰を差す。
生と死が凝縮されたエキスのような重い今回。こんなに考えさせられた「銀英伝」は初めて。
グロ耐性を強化しつつ次回もしっかり見よう。例の防御陣も気になるし。(今回出なかった)

第50話「連戦」  08/10/15

圧倒的な帝国軍に対して、ヤンが勝利を得る唯一の方法は「ライ直撃」。
カリスマたる彼を討てば帝国の崩壊は自明の理。問題はライをおびき出す為に、
帝国の名だたる名将を連破していかねばならないこと。つまり今回は中ボス連戦。
さぁ少年漫画フラグが立ってきました

中ボス@対シュタインメッツ(ヒゲ)
ブラックホールぎりぎりに凸形陣で布陣するヤン艦隊。
これを見てブラックホールに追い落とそうと凹陣形で応えるシュタインメッツ艦隊。
ところがヤンは薄い敵中央を突破して反転、逆に敵をブラックホールに追い込みます。
多大な損害を出した帝国軍はスイングバイで敗走。スイングバイって何?(・∀・)

中ボスA対レンネンカンプ(ヒゲ)
ワザとらしく後退することによってレンネンカンプのトラウマを突いて反撃。
(レンネンは過去にイゼルローン要塞戦でヤンを深追いして大反撃されている)
レンネンが我に返った時にはヤン艦隊の姿はどこにもありませんでした。

中ボスB対ワーレン(ヒゲ無し)
物資困窮で同盟軍の輸送コンテナを略奪するワーレン(せこすぎ)。
これを見通していたヤンはコンテナに物資ではなく液体ヘリウムを詰めて、
接近したワーレン艦隊をコンテナ自爆で壊滅。そしてさっさとトンズラ。

アッと言う間に中ボス三連勝。ヤ、ヤン強ぇ・・・。
ブラックホールの位置交換やコンテナ自爆など、戦法自体がギミックに富んで
軍事知識ゼロのスネにも分かりやすくて面白い。もっとこういう戦い方してくれ。
こうなると原作も読みたいんだけど、出版社が色々あってややこしいんだよね。
青空文庫でないかなぁ、ある訳ないよなぁ。

そしてガマンの限界で自ら出撃を決意されるライ閣下。
軍議中に突然、積み重ねたペーパータオルにワインをぶっかけます。
熱病でアタマがいっちゃったのかと思いきや、実はこれ防御陣の説明らしい。
このあと猛烈な勢いで紙をひっぺ剥がします。もう完璧にアブない人だ。
このシーン中にア然としている提督達の表情が死ぬほど笑えます

ライの奇行が意味する、秘策の防御陣とは何だ。
個人的にはどうでもいい疑問を抱えながら、次回決戦!

第49話「闇が深くなるのは・・・」  08/10/14

ユリアンからヨブ市長と地球教の癒着が語られて眉をひそめるヤン。
あのクスリ漬けにされた司祭も死んじゃった模様。もうなんか展開早すぎ
いまのとこ一日一話のペースで鑑賞してるんだけどそれでもついてけなくなる。
確認する意味も含めてこの鑑賞記付けてるんだけど、それでも正直息切れ気味だ。
だいたい地球教て何なんだ。いつもスネの銀英伝の理解に邪魔をする。

小学生の頃、エゥーゴVSティターンズで盛り上がってたZガンダムで、
アクシズが登場してからストーリーが全く理解できなくなった記憶があります。
「正義」のエゥーゴと「悪」のティターンズに対する「第三勢力」というアクシズの存在は、
ヲトナになるまで全く理解不能でした。その今でなお理解に苦しむ「地球教」。

そもそも情報が無い。国家勢力でもないし敵対してるでもないし。
理解できないものはとりあえず仮定だ。そこでアナハイム社に例えてみる。
モビルスーツの代わりに、同盟・帝国・フェザーンを教義で渡世する新興ベンチャー。
地球教=アナハイム社。この解釈はどうだろう。かなり整合性がとれてると思うが。

帝国編。発熱して寝込み、またも脳内のキルヒアイスに愚痴ってるライ。
傍目からすれば完全にアブない人だ。「お前がいれば」ってこればっかり。
それにしてもパジャマ姿のライはエロいな。もしかして腐女子対策でしょうか。

第48話「双頭の蛇〜ランテマリオの決戦〜」  08/10/12

帝国軍と同盟軍の全面対決@ランテマリオ星域。
序戦でパニック状態の一部同盟軍が帝国陣に雪崩れ込んで大活躍。
疾風ウォルフが押されてる!これって「カバ最強説」ってやつですかね?

カバ最強説ってのはその名の通り陸上生物で最強なのは「カバ」という説。
カバは草食で大人しいけど、臆病なぶんパニックになると手に負えなくなるんだって。
で3トンもの巨体が集団で突っ込んでくるとライオンも踏み殺されちゃう。しかも
水陸両用で逃げ場無し。だからアフリカで一番危険な動物説。要はキレた者勝ち。

そのうち流れプールみたいな「宇宙潮流」が発生して同盟と帝国を分断。
でもビッテンフェルトは無理矢理渡っちゃう。赤信号を無視する族のイメージ。
前から思ってたけど彼ってZガンのヤザンを連想しませんか。容貌も思想もクリソツ。
でもヤザンと違ってビッテンは提督なんだよなぁ。帝国の昇進システムの柔軟性に脱帽。

終盤、同盟が追い詰められたところでヤン艦隊が登場して事態は急変。
この辺なんかロボットアニメみたい。まだ戦力じゃ有利なんだから戦えよ帝国軍。
退路が経たれて混乱する帝国軍を、ライがアジ演説打ってなんとか事態を収拾。
全てヤンのせいにしてやり過ごすライのしたたかさに感動。決戦の続きは次回へ。

ところで今話は会戦ともあって終始ド派手な艦隊戦です。
ボンボン戦艦が撃沈されていくのはアニメでも見てて辛いんだよな。
一隻に何人乗ってるんだ。一瞬で死ねれゃいいけど火達磨とかヤメようよ。

ちょっと話が脱線しますけど「Uボート」って映画をご存知でしょうか。
その名の通り二次大戦のドイツ軍のお話で、潜水艦モノなんですけどね。
シーンのほとんどが潜水艦内部の描写でして、それがすっげぇリアルなんです。
で怖いのは海上から爆雷を落とされるシーン。騒いだら敵のソナーに音拾われるから、
全員無言でシーン・・・と着弾の恐怖に耐えるんです。そのうち恐怖で発狂者まで出ちゃう。

密室空間で死の恐怖に耐える様がイヤになるくらい分かる映画です。
宇宙船も潜水艦も環境は同じだからきっと「Uボート」みたいな感じなんだろう。
劇中でボンボン消し飛ぶ戦艦にもこんなドラマがあると思うと、ほんと嫌だなぁ。

第47話「自由の宇宙を求めて」  08/10/11

ライ陣営、同盟サイド、ユリアン一行、ハゲ領主と、
「一方そのころ」的な展開が多くて、前回同様に今回も難しい。
気を抜くと本連載も終了になりかねないのでしっかり見よう。見ました。

フェザーン回廊に加えてイゼルローン回廊も手中にした帝国軍。
追い詰めた同盟軍との決戦の地は「ランテマリオ星域」になるとの予測。
ライ秘策の「双頭の蛇陣形」は同盟軍がどこから襲ってきても包囲殲滅可能!
恐るべし「双頭の蛇」!でも戦力差が三倍なら普通に勝てるんじゃね?(・∀・)

で当然自ら先頭に立つと言い張るライ。
それは危険だからと止める提督たち。ヒルダも「ヤメテ」と目で悩殺。
それでも行くダと言い張るライ。ゴネつつも渋々引き下がる家来達。
ため息ついちゃうヒルダ。
もうこの展開飽きた。さっさと行けよコノヤロウ。

一方でフェザーン脱出を計るユリアン一行。一行といっても二人だけど。
色々あってフェザーン人を捕虜にしるんだけどこいつがまた貧乏臭いんだ。
思えばフェザーン人てみんな服装が貧乏臭い。船長も操縦士もユリアンの私服も。
「来て、見て、為すこともなく去った」とぼやくユリアン。いいからその服を着替えなさい。

第46話「ヤン提督の箱舟隊」  08/10/10

かなり理解難易度の高い今回。ダラダラ見てたんじゃ絶対に分からない。
もちろんスネはダラダラ見てたので分からない。その一例を挙げてみよう。

「戦術レベルでの勝利が戦略レベルでの敗北を償い得ないとは軍事上の常識だ」

これは会議でのヤンの台詞だが、まずここでスネはつまった。、
その「戦術」と「戦略」の違いが分からない。一緒じゃないのか。
しかもこれを聞いた劇中の人物はウンウンと頷いている。何のフォローも無し。

つまりこれは「視聴者はこの違いが分かっている」という前提の下に描かれている。
ならば違いが分からないスネはここで銀英伝終了ということになる。ふざけたもうな。
全110話のまだ半分も行っていないじゃないか。こんなところで終わってたまるか。

分からない事はインターネットで調べよう。そこで「教えてgoo!」を活用する。
利用は初めてなのでID登録からスタートだ。個人情報を晒すのは主義に反するが、
それもネット社会のリスクと割り切って作業を進める。30分程してようやく質問が出来た。



「戦術」と「戦略」の違いはなんなんだ。この一心が私をここまで追い込んだ。
ただし質問の「困り度」(弱〜強の三段階)は最低ランクの「暇なときに」にしよう。
本当に困ってる人がいたら困るだろうから、ここは少し遠慮するのが大人の選択だ。

そして1時間ほど放置してリロードしてみた。ここまで待てば返答も来るだろう。



驚くことに、1時間も待たずに5件もの回答が来た。
凄いよ!教えてgoo!こんなのだったらもっと早く使うんだった。
感謝しつつ早速回答を読んでみる。

ケンカ、スパロボ、レストランの経営、囲碁と将棋、とさまざまな例えを用いて
分かりやすく説明して下さってました。でもケンカとかどうなんかなぁ(笑)
5つも説明を頂ければいくらパープリンなスネでも理解できた。つまり、

戦略>「ある目的への達成に向けての方針」、
戦術>「個々の具体的な状況における対応策」
、であり

ケンカで例えるなら、どこを殴って勝つかが「戦術的勝利」、
最終的に勝利という結果をつかむのが「戦略的勝利」。
要は戦争では「戦略的勝利」を遂行する為にするのであって、
「戦術的勝利」をいくら積み重ねてもそれが「戦略的勝利」に寄与しなければ
何の意味も無いと言うことだ。よぅしこれで分かった。ありがとう「教えてgoo」!

全然レビューになってないよね今回

第45話「寒波到る」  08/10/9

どうも「銀英伝」って季節感に欠ける気がする。
まぁスペースオペラに日本人の四季感覚を要求するのも酷だが、
でも作者は日本人か。まあとにかく第一話から一貫して季節感が無い。
その理由のひとつは登場キャラの服装にあると思う。

軍人だらけの作品だから仕方ないけど、一年中おなじ軍服なんだもの。
特に帝国軍の軍服なんて夏場はかなり蒸れそう。せめて夏服とかないのか。
でもあの胸飾り付けて半袖は似合わないか。ならいっそ上半身裸で胸飾りだけとか
どうだろう。笑えて戦えない同盟軍。ワープ作戦よりもよっぽど低コストで効果的だ。

なんでこんなこと書いてると言うと、帝国軍が新年会やってたから。
当然みんな軍服なんだけど、それでも久々に季節感を感じる描写だ。
それにしてもヒルダの軍服姿は何だか凄いな。服が人を着ちゃっている感じだ。
ライのマント姿がマシに思えるくらい全然似合わない。そのうち慣れるんだろうか。

「世の中やってもダメなことばかり〜♪」とボヤいてるヤン提督。
どうせダメなら酒飲んで寝るらしい。相変わらずのグータラぶりが素敵だ。
まあ10月も寒くなってきたので民間人のわしらはしっかり着込みましょう。
「寒波到る」ってタイトルも結構タイムリー。酒飲んで暖かくして寝マス。

第44話「フェザーン占領」  08/10/8

「銀英伝」のタイトルは一見では内容が推察できないものが多い。
例えばミッターマイヤーのラブコメ話の第28話は「肖像」で、アンネローゼ様が
終始ワガママ言う話が「雷鳴」。それでも内容を観れば納得できちゃうんだけど。

これまで一番分からないのは前回の「ギャラルホルンは鳴った」だ。
これは観ても分からない。そもそもギャラルホルンて何だ。まさか上級大将のバク転か。
バク転が鳴る訳もないか。内容を観ても理解できないのは後にも先にもこれだけだろう。
逆に分かりやすかったのは「要塞対要塞」と「査問会」で、これはもうそのまんま。

で44話「フェザーン占領」は非常に分かりやすい。
何のヒネリも無い直球勝負。すなわちフェザーンが帝国に占領されまして終了。
これと言った起伏も無いので、題名だけ読めば本編を観ずとも影響は無いだろう。
ひとつ言えばフェザーンのロン毛がぬっ殺されたくらい。現時点での退場は正直想定外だ。

占領の際に民間人暴行を働いた兵士を処刑するミッターマイヤー。
ところで提督の責任は問われないのか。結局官僚主義的な帝国軍。
事件を末端だけで終わらすようじゃ厚労省とおんなじ。

第43話「ギャラルホルンは鳴った」  08/10/7

普段おとなしい人間がイザという時に凄いチカラを発揮したりする。
こういう「静」に宿る「動」てすごく日本人受けする気がする。必殺仕事人とか。
で普段はクゥルなロイエンタールが別人のように大活劇を演じる今回がそれだ。

冷静なカレが「うきょー」とか気合入れて斬りあっちゃうのは、ちょっと前に
ライがお行儀悪いシーンを連発していたのと同じ理由もあるのかも知れない。
どちらにしろ「ウラを見せる」って、笑いと紙一重の危険な冒険だ。

いくらなんでも上級大将がバク転はないだろ。
スネはここはギャグシーンとして存分に堪能し、笑わせてもらいました。
冷静を務めていた彼にとって、今日は忘れられない暗黒の日となるのだろう。
さよならロイエンタール。君の活躍は一生忘れません。ご苦労様でした。

第42話「鎮魂歌への招待」  08/10/6

・45秒で分かるラグナロック作戦
少しここで状況を整理してみます。
まず皇帝(7歳)が同盟へ亡命した事が両国間の緊張を高め、
同盟はその亡命政権の庇護を、帝国はその奪還を大義名分として開戦へ。
奪還するのですから攻め入る側は帝国で、同盟はそれを迎撃する構図です。

そして帝国が同盟領へ進攻するルートは大きくふたつ。
ひとつはイゼルローン回廊で、もうひとつがフェザーン回廊。
どちらも帝国の領域外なので、帝国軍が無条件で通過する事は叶いません。



そのうちのイゼルローン回廊は無敵のヤン艦隊がいるので正面突破は難しい。
過去にガイエスブルグ要塞のワープという巨額の軍事費を費やした作戦も、ヤンに
一蹴されたという事実がそれを彼らに知らしめてます。でイゼルローン通過案は却下。

一方のフェザーン回廊は通商航路なので軍事作戦で使うと外交面でヤバイ。
だから同盟側としては帝国がフェザーン回廊を通過してくるとは考えていない。
ところが帝国軍はフェザーン領ごとこの回廊を強制徴収するつもり!

後々面倒な事態が起きてもヤン艦隊を相手にするよりも遥かにラクと判断したのです。
もちろんフェザーン陣営の高官を篭絡して制圧をスムーズにする準備も怠っておりませんし、
更にイゼルローン駐留のヤン艦隊への陽動も仕掛けて、同盟軍の戦力を分散させる周到さです。
これら一連の計画を統合した作戦がライ発の「神々の黄昏(ラグナロック)作戦」です!
(誰に向けて言っているんだろう)

そして陽動部隊であるロイエンタール艦隊の一斉放火でエンディング。
個人的にはビュコックの死亡フラグが2回ほど立ったのが心配だ。
ユリアンの成長を褒めるシーンと議会で孤立していたシーンがそれ。
好々爺って言葉がピッタリのじいちゃんなだったので長生きして欲しいんだけど。

第41話「作戦名『神々の黄昏』」  08/10/5

銀英伝の国家に「兵役」ってあるんだろうか。こうもドンパチやってればなぁ。
もう「兵役」なんて言葉を耳にした時点で肌が粟立っちゃうような軟弱なスネだが、
今話で「銀河帝国」において徴兵制度は導入されていないという意外な事実が
明らかになった。バリバリの軍事国家である帝国にしては意外だ。

「軍籍に無い平民階級の青年が志願兵登録に駆けつけた」(CV:屋良有作)

どうだこれが証拠だ。帝国では兵務は権利であり、平民にはその義務は無いらしい。
OVA第一期でも辺境惑星で屈強な兄ちゃん達が農業に励んでたのもそれを裏付けている。
良心的兵役拒否の代償としての奉仕労働かも知れないが、それでもその制度があるだけマシだ。
でもライの改革後は戦意高揚で志願兵が殺到しているんだって。胸糞悪くなる社会ですね。

ところで自由惑星同盟はどうなんだろう。その辺の描写はまだないので分からないけど、
共和制って国民皆兵の理念とか強そうだからあるのかも知れない。そしたらヤダなぁ。
政治体制よりも兵役の有無が個人的には重要なんですが、ネトウヨの皆様は如何でしょうか。
スネが暮らすなら帝国の辺境惑星でスローライフが希望。フェザーンは物価高そうだからパス。

ニューハゲ登場


秘密警察設立(復活)を企むオーベルシュタインが抜擢したハゲ。
こいつが悪人なら「銀英伝」のハゲ=悪人説はほぼ確定するので
今後のカレの動向から目を離せません。今後の楽しみとしてここはひとつ。

第40話「ユリアンの旅・人類の旅」  08/10/4

非常に内容の濃い回。ユリアンが歴史番組を見るという洒落た構成で、
人類が宇宙に出てからの銀河帝国・自由惑星同盟の建国が詳細に語られます。
その完成度が凄い。だから今回は「面白い物を観た」という気合を込めて書きます。
じゃあ今まではどうだったんだ。

〜帝国編のあらすじ〜
地球を巣立って宇宙に生存圏を広げた人類は繁栄を享受していました。
しかしパンとサーカス、過剰な繁栄は道徳意識の欠如を産み人類は堕落していきます。
そこに宇宙海賊(笑)をぬっ殺して名声を高めた一軍人のルドルフは政治家として成功し、
「銀河帝国」という独裁国家を築いて綱紀粛正を計りました。厳しいんで国民は大変でした。

〜自由惑星同盟編のあらすじ〜
「銀河帝国」(常々思うけどもっとマシなネーミングなかったのかね)の
辺境惑星で奴隷として働いていたアーレ・ハイネセンはドライアイスの船(
?!)を作って
宇宙を脱出しました。その過程は過酷でしたが無事に居住可能な惑星に到着して、
共和体制の下で繁栄しました。その惑星は彼の名を由来にハイネセンと命名されました。

〜フェザーン編のあらすじ〜
愛川欽也似の一代目領主が頑張って自治権を獲得しました。
(その一代目も生え際がヤバい!環境的にフェザーン星はハゲやすいのかも)

*********************************
と40話にしてようやく本作品のバックボーンが明らかになりました。
何かこれだけでひとつの作品が作れちゃうんじゃない?てくらい高密度な今話。
特にルドルフの銀河帝国建国史なんて20話分くらいで外伝作って欲しいくらい。
こういう重厚で精緻な背景設定があるからこそ本編も破綻せずに広がるわけだね。
流石は言われているだけある「銀英伝」。その真価の一端を第40話にして見た。

で、今回で宇宙暦元年が西暦2800年頃だという事が発覚。
これを西暦で換算すると劇中は西暦3600年くらい。つまりは今から
1600年経っても人類は歴史から何も学んでいなかった。これは悲しぃ。

第39話「ひとつの旅立ち」  08/10/3

ユリアンが駐在武官としてフェザーンへ赴任する事になり、ヤンとお別れ。
でユリアンがいなくなったグータラなヤンは一人できちんと生活できるのかと、
艦隊メンバーがこぞって心配する話。「一人で起きろ」とか「野菜も食え」とか
小学生レベルの説教をされてしまう提督。ヤンフェチにはたまらない回だろう。

回想シーンでのユリアンが来る前のヤンの部屋。超カオス。
ところで皆さんは「汚部屋(おへや)」という言葉をご存知だろうか?
これは自分の部屋を片付けられない人間が自嘲を込めて使う言葉であり、そうした人が集う
専用サイトまである。そこの「汚部屋チェックリスト」なる物を使ってヤンの室内を測定してみた。



測定のポイントになるのは「床可視率」であり、これは家具を含む床の露出率である。
上の画像だと床が見えている部分は大体3割ほどなので、LV6の「中レベル」に分類されると
思うだろうが早まってはいけない。床可視率と共に重要なポイントがシンクなどの「水廻り」であり、
ヤンの場合ここで急激にランクを稼いでいるのだ。ユリアンの「カビを友としていた」という発言を見ても
臭気や虫の発生も容易に推測できる。これらを考察して彼の汚部屋レベルは7.5と言ったところか。
コメントを見ると「脱出には誰かの助けが必要」だって。そりゃみんなも心配する訳だ。

そいや久々に出番のバグダッシュ中佐がいい感じ。ヤンを暗殺しようとして逆に
懐柔されちゃった人だ。花の慶次の捨丸みたいなポジションだろうか。そのカレが
旅立つユリアンに色々アドバイスしていたんだけど、それがクールでカッコイイんだ。
「お前さんがいない間に提督の命を狙うかも知れんぞ」とか言いながら親身に。イイ。

第38話「矢は放たれた」  08/10/1

大抵はOP歌後にナレーションで状況・歴史説明が入るんだけど、
かなり早口でカッ飛ばすので気を抜くと何を言ってるのか分かりません。
鑑賞中でいちばんエネルギーを消費する場面だったりします。
今日は3回ほど巻き戻しました(眠たかった)。

皇帝(7歳)が自由惑星同盟に亡命して亡命政権を樹立。
同盟側はこれを宣伝及び庇護、帝国側は策謀を主張し皇帝救出の声明を発表。
両陣営が開戦への大義名分を獲得したところでいよいよヤン艦隊vsライ激突の予感。
ここのところずっと状況説明ばっか見せられてきた気がするので派手にやって欲しいですね。
アスターテみたいに軍事知識ゼロのスネにも分かりやすいの希望。ワープとかは萎えるのでパス。

第37話「幼帝誘拐」  08/9/29

唾を吐いたり机に腰掛けたり。
今話はたいへんにライのお行儀が悪かった。
政治的混乱から来る疲労がカレをそうさせたのだろうか。
ここ数話で気になってたけど今回頻発したので少し考察してみる。

話も37回ともなり次第に神懸り的な権威を纏っていくライ。
一般的な視聴者としてはそろそろ彼に対して感情移入がしにくくなってくる頃であり、
ここらで彼を「カワイイ」と思わせてコチラに引き戻す演出を入れることは必要不可欠であろう。
そこで「お行儀が悪い」と言う演出でカレの幼稚性を見せることはその手っ取り早い手段であり、
前回でも「姉さんが誘拐されたら人間の感じる痛みを全て与えるような非常な残虐な手段dkっやeこわ」
とクゥルな彼としては突飛な事を言っていた辺りを見ても、そこらを意識しているような気がしてならない。

もっと追求すれば近日中に彼は更に遠いところに行ってしまうのではないか。
前回今回で過剰に見せた幼稚性は言わば次回への展開に対する視聴者へのバリアであり、
何のバリアって、彼の弱みを知っているという事実が彼が今後手に負えなくなった際に対する保険です。
具体例を挙げれば麻生太郎の権力を知りながらもオタク趣味を知って安心して静観しているわしらの様な。
とにかく次回の衆院選は絶対投票に行きましょう。あの馬鹿国交相もワシらの税金で飯を食ってます。
って何の話をしているんだろう。

第36話「雷鳴」  08/9/27

アンネローゼ様ひさびさのご登場です。

相変わらずの脳味噌スパークなファッションセンスに脱帽。
山奥でこんなの目撃したら失神間違い無し。もうヤン艦隊より脅威な姉さん。
その上わたくしには警備など要らないとの仰せです。なら撃っちまえよヒルダ
もう「薄幸」というより「発酵」しつつある姉さんです。再登場を今から心待ちにしております。

皇帝誘拐を立案しつつも自ら密告し、同盟領進攻の大義名分を押し付けるフェザーン。
それをライに逆手に取られてフェザーン回廊(何それ)を要求されてんやわんやの駐在員。
この駐在員がペラペラ喋り過ぎておもろい。帝国職員ならきっとオーベルシュタインに粛清決定。

あと誘拐実行犯(予定)の伯爵が飲んでる黒ビールが超美味そうで仕方ない。
で最近プレミアムモルツの黒がどこ行っても売ってない。ネット商店探しても無い。
限定生産なのでもう売切れちゃったんですかね。情報あったらご一報下さいm(_ _)m。

第35話「決意と野心と」  08/9/26

色んなエピソードがてんこ盛りで混乱しそうな今回。
その最大の目玉は「フェザーン補佐官(ロン毛)はハゲの私生児」という事実だろう。
ハゲる前は結構遊んでいたらしいルビンスキー。なんか昼ドラのようなドロドロ話だ。

災難に遭うハゲそのAシャフト技術長官。
どうも本作ではハゲ=悪人の図式が成り立ってるように思えてならない。
ワープを実現させるほど科学技術が進歩してもいまだハゲは不治の病らしぃ。
帝国・同盟を問わず軍人は育毛必須。それでもハゲたらフェザーンに亡命が吉。

伏線ばかりで本編があまり進まなかったし、
寝不足でデレ〜としてきたので本日はここまで。ade。

第34話「帰還」  08/9/25

大変だ、ミッターマイヤーの背が伸びている!!
ロイエンタール(184cm)と歩くミッターマイヤー(172cm)。
回が進むにつれてどんどん二人の身長差が縮まってるような気がしていたが、
今回の構図はどうみたって12cmの差を感じさせない。疑惑は確信へと変化した。

軍隊という体育会系の組織においては身体すら評価の一因となり得るのだろう。
ましてミッターマイヤーは「提督」だ。部下の生命を握る究極の管理職に就いている。
そんな彼が他提督と整列して見栄えがしないのでは、部下に示しがつかないと考えても
不自然では無い。疾風ウォルフの異名を持つ彼のこと、きっと行動力も疾風だったのだろう。
ほらむかしじゃんぷのうらによく「にちぶかい」のしーくれっとしゅーずのこうこくがのっててさー

本編。無事にヤンが合流して水を得た魚のように攻勢に乗る同盟軍。
ヤンの巧妙な誘導作戦に引っ掛かったケンプ大将はガイエスブルグ要塞もろとも戦死。
あれだよ前回で家族団欒とかやっちゃったからだ。銀英伝って死亡フラグが分かり易いよね

第33話「要塞対要塞」  08/9/24

「要塞対要塞」。何てヒネリのないネーミングセンスだろう。
ガイエスブルグ要塞の質量を利用して、イゼルローン表面の流体金属を引力で隆起させ
トールハンマーを水没封印させると共に、干上がった反対側をミュラー艦隊で強襲する帝国軍。
同盟軍大ピンチと思いきや、磁場で流体金属を凹ませ反射鏡にして(この辺よくわからん)主砲発射。
大慌てのミュラー艦隊はケンプ司令に怒られ泣きながら撤退、同盟軍は何とかヤン帰還まで持ちこたえそう。
以上「要塞対要塞」のあらすじでした。本当に「要塞対要塞」でした。

常々思ってたんだが、何でこの人たち斧で斬り合うんでしょ。
ゼッフル粒子が散布されてるなら仕方ないけど、でも火器で援護もしてるしなぁ。
スネならこんな戦いは絶対イヤ。返り血浴びるくらいならトールハンマーで一瞬で塵が希望。

あとエンディングのスタッフロールで気付いたんだけど、
キャゼルヌ役の声優さんがキートン山田という事発覚。ちびまるこの間の抜けた
ナレーションしか連想できなかったのでちょっと意外。声優て色んな声出せるんだねぇ。

第32話「武器なき戦い」  08/9/22

前回で「ヤンかっこいい」と書いたが、ここで少々軌道修正したい。
勿論ヤンの言い分は非の打ち様が無いけど(いま「非農地用」と変換されてコーヒー吹いた)、
本当に凄いのは「戦争は素晴らしい」とか言っちゃう査問員のほうかも知れない。こんな台詞言われたら
視聴者のスネもカチンと来ちゃう訳で、その反論をヤンがスカッと代弁してくれるからカッコイイんだけど、
でもこんな奴相手にしたら誰だってカッコイイわけで、これもう敵からお膳立てしているようにしか思えない。
しかもタイムリーな帝国襲来であっさり釈放されちゃうし。悠長に飯食ってないでイゼルローンへ急げょ・・・

で件の問題発言の学長さん。
エンリケ・マルチノ・ボルジェス・デ・アランテス・エ・オリベイラ。
落語の寿限無とか日本一長い駅名とか思い出しそう。
彼が宣誓で自己紹介したら、査問会場はたぶん爆笑の渦。

第31話「査問会」  08/9/21

常々疑問だった「宇宙時代の公用語は何か」という疑問が解決した。
それは英語であった。冒頭でヤンがタイプしていた言語が英語だったからだ。
帝国と同盟は通訳無しで会話しているので、双方とも英語圏と断言していいだろう。
翻訳コンニャクでも開発されていない限り、この問題はここで終止符を打ちたい。

政府高官主催の査問会に召喚されるヤン。実態は尋問だけど。
同盟サイドも決して一枚岩で無い事がこれまで何度もチラついてきたんだけど、
ここにきて一気にそれが決壊した感じ。ヤル気の無い態度でもキッチリ言葉を返すヤン。
委員長を相手に「民が主体で国家が従」とかアジりまくるヤン。おおヤン何だかカッコイイぞ!
この後も査問会は続くらしいので今後も名言に期待。でも菜食主義って何の例えだろ?(・∀・)

でエンディングのスタッフロールでガイエスブルグ要塞が飛んでくるんだけど、
(ここ時系列が上手く表現されてる)ヤン不在でイゼルローン要塞をどう守るのか同盟軍。
森崎君が全日本ゴールを守っているような物凄い不安感。まぁ別にどっちも応援してないけど。

第30話「失われたもの」  08/9/20

鑑賞の際はモニタの前で正座しているわけではなくて、
椅子にアグラでコーヒー飲みながらグータラと見ています。
この鑑賞法は不意に衝撃が起こった場合には危険です。吹くから。

芸術家提督・メックリンガーのお描きになった絵。
コーヒーが鼻から逆流したスネ。たぶん二科展でも落選間違い無し。
ピアノも詩も一級レベルらしいけど、絵がコレじゃ底が見えちゃうなぁ。
しかしこれを貰ったキュンメル男爵(病弱)はベッドの上でぎゃーぎゃー大喜び。
大丈夫か男爵。病気で頭がどうかしちゃったのかも知れない。

そして難攻不落のイゼルローン要塞を攻略する為に、なんとガイエスブルグ要塞を
「ワープ」させてこれに肉薄させる帝国軍。あのさ・・「ワープ」とか出しちゃったら通常の
艦隊移動とかアホらしくてやってられないと思うんだけど。でもまぁ失敗しちゃったら亜空間行きって
前話で言っていたのでリスクあるならOKなのかな。で成功したので次回は多分要塞VS要塞です。
ワープとか要塞とか、何か80年代ロボットアニメみたいになってきたのかー!?

第29話「細い一本の糸」  08/9/19

軍人にはハゲが多い気がする。ハゲに偏見は無いけど軍人にはハゲが似合う。
でこのアニメ見てて思ったんだけど軍人の話にしては異様にハゲ率が少ない。
せいぜい同盟のムライの額が気になるくらいで、それでも「ハゲ」ってレベルじゃないし。
今のところ唯一「ハゲ」と呼べるのがフェザーンの領主様。軍人じゃなくて文民だけど。

で今話はこのハゲ(ルビンスキー)が色々策を打つんだけど、これがまた分かりづらい。
帝国・同盟の戦力を均衡に保っておいて、戦争商売で儲けるのがハゲの戦略だったんだけど、
これからは帝国に肩入れして銀河を制圧したところで経済面で制圧するんだって。それはいいとして、
問題はそのハゲが媚びへつらう「地球教」。ハゲは地球教信者かと言うとそういうわけでもないみたいだし、
そもそも「地球教」がどういう勢力なのか解説もないのに、なんでフェザーンにこうも高圧的に出れるのか。
ちょっとストーリーに「おいてけぼり」を喰らった気がするのはワシだけかなー・・・

もう話はどうでもよいので、今後は新ハゲキャラを捜索する事も楽しみのひとつにしました。
ライとか気苦労多くてハゲそう。とか書いたらウィルスメールとか来そうでイヤだなぁ。

第28話「肖像」  08/9/17

銀英伝の良いところに「ラブコメ要素が殆ど無い」という点が挙げられる。
そもそも軍人だらけで女性キャラ自体があまり出てこないこと自体が賞賛に値する。
「非ラブコメ」こそシャレにならない年頃のスネには安心して鑑賞できる要素である。

それが第28話はミッターマイヤーのラブコメ話で開演。何てこった!
しかもメイド系キャラとのゴールインというラブコメの王道と言える内容。
硬派がウリの男塾キャラが第2部(Sジャンプ版)で続々と子作りをしていた事が発覚した時と
同じくらいの衝撃だ。例えがヒドすぎて恐縮だが、そのくらい衝撃を受けていると思って欲しい。
だがこの先はまだまだ長い。あと80話以上。今後は「けっ」とか思わない寛容さを付けよう。

第27話「初陣」  08/9/16

・はじめに
第1話からダラダラ見ていた「銀英伝」も気が付けば第26話。
そこで第2シーズン突入を記念して本日から鑑賞記をつける事にする。
できれば第1話から書きたいところだが、もう繰り返し見る気力はもう残ってない。
未練タラタラながらも残り83話頑張りますのでどうかコッソリと見守って下さい。

という訳で第2シーズン。新章突入とあってかここでOP歌が変化。
宇宙空間を背景に延々と刺繍をこなすアンネローゼ様。怖いょ。
気を取り直して本編を鑑賞。宰相として改革を実行し帝国民の支持を集めるライ。
しかもその財源は貴族からの没収金らしい。こんなヒステリックな経済設計で大丈夫か帝国。
あと相変わらず帝国軍の軍服着てるメルカッツが素敵。いつまでも学ラン着てる舟木一夫みたいな。

と、こんなフザけた内容で終わってしまった第一回目。
次回からは気合入れて頑張りますのでコンゴトモヨロシク・・・


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